禁煙外来

神村内科医院は、禁煙治療実施医療機関として県に届出を行っています。

医療機関の禁煙外来とは、医師のアドバイス・カウンセリングに加え、禁煙補助薬を使用してニコチンの禁断症状を抑えながら12週間（3ヶ月間）かけて、​禁煙を達成するプログラムです。ニコチン依存から脱却することを目的としています。

ご自身だけの努力では禁煙が難しい方や、禁煙しても長続きしない方でも、禁煙外来での治療や禁煙補助薬を活用することで、「負担を少なく」「確実性の高い方法で」「費用も抑えながら」禁煙に取り組むことができます。

タバコの怖いところは、若い頃には目立った症状がほとんどなく、本格的な異変に気づくのが年齢を重ねてからになる点です。

咳や痰が続いたり、少し動いただけで息切れや呼吸の苦しさを感じたりと、症状が出てきた時にはすでに肺の機能が大きく低下していることもあります。

一度ダメージを受けた肺は元の状態に戻りにくく、重い呼吸障害により、常に息苦しさが続き、日常的な酸素療法や酸素ボンベの携帯が欠かせなくなる方も少なくありません。

また、タバコは見た目にも大きな影響を与えます。ぜひ「スモーカーズフェイス」と検索してみてください。
シワが増え、歯や歯ぐきに着色が起こり、白髪が増えます。年月が経つごとにタバコを吸わない人よりも老けてみえるようになります。

加熱式タバコも紙タバコと同様の基準を満たせば、保険診療の対象として治療ができます。

長く喫煙されている方の中には、
「もう今さら禁煙しても変わらないのでは…」と感じている方も少なくありません。

ですが、その考えは実は誤りです。

タバコによる影響は、本数や期間が長くなるほど体に蓄積されていきます。
だからこそ、今から禁煙を始めることにはしっかりと意味があります。

禁煙治療は保険診療の対象ではありますが、保険診療が適応になるにはいくつか条件があります（下記1～5の全てを満たすこと）。

1. ニコチン依存症スクリーニングテストによりニコチン依存症と診断される
2. ​35歳以上の方の場合は、ブリンクマン指数（1日の喫煙本数×喫煙年数）が200以上ある
3. すぐに（1か月以内）に禁煙したいと思っている
4. 医師から受けた禁煙治療の説明に文書で同意する
5. 過去一年以内に保険診療の禁煙治療を受けていない。

受診回数は12週間で合計5回（初回受診・2週間後・4週間後・8週間後・12週間後）です。

当院では飲み薬のチャンピックス錠を用いた治療となります。

禁煙補助薬には飲み薬とニコチンパッチの貼布剤がありますが、飲み薬の方が治療効果が高いので、まずは飲み薬（チャンピックス）を使用します。錠剤で不都合がある場合や副作用（嘔気や胃痛、眠気等）が強くて続けられないような場合にはニコチンパッチに切替も可能です。

毎回呼気中の一酸化炭素濃度を測定します。

ここまでお読みいただき、禁煙したいと思った方は、是非お問い合わせください。
当院の医師、スタッフがあなたの禁煙をお手伝いいたします。

まずはお電話にて「禁煙外来の予約」とお問合せください。
ご不明な点については看護師が説明いたします。
治療をご希望される場合は、来院予約をお願いいたします。

ご予約して頂いた日時にお越しください。
来院されたら、はじめに初診問診票に必要事項をご記入ください。

受付では
①予約していること
②お名前
上記２点のみ、お伝えいただければ問題ありません。

※服用中のお薬がある場合は、必ず『お薬手帳』などお薬の名前がわかるものを持参ください。

禁煙治療についての注意事項を確認後、

• 禁煙治療に関する問診票
• 喫煙状況に関する問診票
• 禁煙宣言書

をご記入いただきます。

呼気一酸化炭素濃度測定を行います。

診察後、治療を開始します。

2回目以降は、呼気測定と状況確認から行います。